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ハチから身を守る方法

ハチが近寄らない環境や状態を作る ハチからの脅威を回避する方法として、ハチを近寄らせない環境を作り出すことが大切です。 ハチは甘いものや、刺激性の強い匂いを好み、黒い色のものを攻撃します。ハチが出る場所や、出そうな自然の多い場所は、これらの物を持ったり色の濃い衣類等を身に付けないようにしましょう。 また、自宅近くにハチが巣を作るような場合は、その巣を撤去したり作らない予防策を張ると良いです。それも身を守る方法の一つになります。 とはいえ、素人がハチや蜂の巣を相手にするには、かなりキケンです。もし、近くに蜂の巣がある場合は、蜂駆除業者に撤去してもらいましょう。 応戦するのならば、殺虫剤で攻撃 ハチは基本的に、刺激をすると攻撃をしかけてきます。ですので、あまり装備が十分ではない場合は、とにかく逃げることを心がける必要があります。 もしどうしても自分で駆除したい場合は、道具を使います。たとえば、殺虫剤にはハチ専用のものが販売されています。ハチ専用のものは、噴射距離が長いため効果的にハチを退治することが可能です。 ただし、繰り返しますが、大きな危険をともないますので、十分な準備と注意を忘れずに…! 自力で蜂を駆除する場合は、このような市区町村のホームページを参考にするのも良いと思います。けっこうくわしく書いてあったりするんですよね。 名古屋市:ハチにご注意!(千種区) ハチの巣を見かけたら|品川区 クマから身を守る方法 突然遭遇した場合はゆっくりと逃げる クマと突然遭遇してしまった時の「死んだふり」は、あまり適切な対応ではありません。適切な対応については、ゆっくりと逃げることが大切だと言われています。 人間に対して、クマは敵であるのではないかと警戒しています。ですので、逃げることが良い対応になります。ただ、急に勢い良く逃げてしまうとクマが驚くので、ゆっくりと後ずさりするように逃げましょう。 クマと出会わないようにするために 山などに入ってクマと突然出会わなければ、クマからの人身被害を避けることが可能です。 まずは大きな音を出すなどして、クマに人間が居ることをアピールすることが挙げられます。クマは聴覚が良いですので、遠くから大きな音を出しているとこちらの存在に気付かせられます。そうすれば、クマの方から近づいてはこずに、攻撃を受ける可能性を減らせます。 次にクマの好む飲食物の持ち込みを避けるようにしましょう。クマは嗅覚が優れているため、食べ物の匂いがすれば、襲ってくる可能性があるからです。 ヘビから身を守る方法 殺蛇スプレーを使用する 私たちの生活圏域には、毒を持つ蛇はあまり多くいません。しかし、自然の中に足を踏み入れると、毒を持つヘビが襲ってくる可能性があります。 そのヘビから身を守るための方法として、殺蛇スプレーの使用が挙げられます。このスプレーは、殺虫剤などと同じように噴射する形でヘビをかけると、ヘビを退治することができます。 十分な距離感を取りながら使えますので、ヘビに襲われるリスクが低い状態で退治できるのが特徴です。 捕獲棒を使って駆除する やや危険が伴う方法ではありますが、ヘビから身を守る方法として広く知られているのが、捕獲棒の使用です。 ヘビの捕獲棒は、棒の先にハサミ型の器具がついており、手元のハンドルでヘビを捕まえることができる構造になっています。多少は使用にテクニックが必要ですが、器具そのものは軽いです。ですので、コツさえ掴めばヘビを確実に仕留めて、自分の身を守ることができます。 登山や自然の中に入る時、自分の身を守る上で大切なこと 危険と思われる場所には踏み入れないこと 山などの自然には、人が踏み入れていないような危険な場所があります。このような場所は、危険な虫や動物などが居る可能性があります。 危険と思われるような場所は、人が歩いた形跡がなかったり、危険な生物が居る環境が整っている傾向があります。これらの危険である特徴を意識しておき、必要がなければ入らないように心がけるべきです。 危険と思われる場所に踏み入れなければ、危険な動物や虫から襲われるリスクを大幅に減らせるでしょう。 野生の生き物からの危険に対応できる準備をしておく 登山をする時や、その他の自然に入る時は、予備知識をつけることであらかじめ起こる危険を予測することが可能です。行き先にはどのような危険生物が居るのか、そしてどのような対処法があるのかを調べておきましょう。 そして事前の知識を得られれば、十分な準備をしてください。今回紹介した殺虫剤や殺蛇剤、捕獲棒など、十分な準備をすることが自分の身を守ることにつながります。 もしもの時のためには、準備が大切です。護身に役に立つグッズについてはこちらの記事をご参照ください。 まとめ 自然の中には数多くの危険な動物や虫が居ます。彼らからの攻撃を受けないようにするためにも、必要な情報や対応策、対応アイテムなどを手に入れましょう。それが必ず、自分を守ることになります。

地震が起きた時にするべき自己防衛の行動

避難経路を確保するようにしよう 通説では、震災時は机の下に隠れたり、トイレなどの柱が頑丈な場所へ避難したりすることが大切であると言われています。しかし、それは今の時代は不適切な護身術だと言われています。なぜならば、これらの方法は避難経路を失う可能性が高いからです。 机の下であれば家具などが倒れて避難経路が無くなる可能性があります。また、トイレのような密閉された空間だと、ドアが開かなくなる可能性もあるでしょう。 昭和56年に耐震基準が改正されてから、それ以降の家屋は倒壊しにくくなっています。ですので、家屋の倒壊を想定した机下やトイレへの避難ではなく、家屋から逃げられる経路を確保することが、身を守る上で大切になります。 危険ではない場所へと回避する 地震が起こってしまった時は、自宅や商業施設などの屋内にいる場合も、外に居る場合も、危険ではない場所に移動することが大切です。 地震では大きな揺れによって、屋内ならタンスなどの大型の家具が倒れてきます。この家具などで頭を打ち、死亡や重症を負います。また、外であれば高いブロック塀、電柱、ベランダにあるプランターなどが落ちてくる可能性があります。 上記のような、地震によって自分に危害が加えられる状況を把握しておきましょう。そしてその場所に近づかないことを心がけることが、身を守ることに繋がります。 火事が起こってしまった時の自己防衛ポイント 初期消火が不可能な時は避難する 地震の揺れによって、使用中のガスコンロ等が移動し、家の中の他のものに火が燃え移ることがあります。このようなことによって、火災が発生しやすいのが地震のもう一つの恐ろしさです。 さて、火事が起こった時には消火をすることが大切だと思うかもしれません。しかし、地震の時は初期消火が間に合わずに不可能と判断した場合は、それを放置してでも避難するようにしてください。これが一番の護身術になります。 小さい火種ならば良いですが、消せない火を無理に消火していると、自分の身の危険が高まるだけです。逃げる勇気を持ちましょう。 姿勢を低く、口を布で覆いながら逃げることが重要 火災が起こった時は逃げることが良いです。 しかし、その逃げ方にも気をつけるべきポイントがあります。なぜならば、火災は火の熱さによる体へのダメージだけではなく、煙が肺にダメージを与える点が挙げられるからです。 煙を吸い込まないようにして避難するためには、できるだけ姿勢を低くすること、そして口を布等で覆いながら移動することが重要になります。口を布等で覆うのは煙を除外するフィルターとして使えるからです。また、火災の煙は熱を持つので空間の上側に向かいます。ですので、下の方の空気は煙が比較的少ないため、姿勢を低くすることが良いのです。 これらの点に気をつけて避難するように心がけましょう。 寝室など部屋の震災対策をしておくことが大切 家具の転倒防止グッズを活用する 寝室などは、人が1日の中でかなり長い時間を過ごす部屋です。ですので、震災が起こった時が寝室である可能性はかなり高いと言えます。そうなると、寝室などの部屋の対策は必須条件だと言えるでしょう。 その対策の一つとして、家具の転倒防止グッズが使えます。大きなタンスなど、倒れると大怪我をするようなものがあれば、天井と家具の間につっかえ棒を入れて倒れないようにすることができます。またつっかえ棒が使えないタイプの家具には、滑り止めのグッズもあります。 これらの家具転倒防止グッズを活用することで、安全な部屋の環境を作ることが可能です。 いざというときに持っておくと安心な護身用品についての記事もご参照下さい。 倒れる物を置かない部屋設計も良い 地震では倒れてくるものの下敷きになったり、頭などの急所を打撲するなどの危険があります。これらの危険に晒されないようにするためには、根本的な対応として倒れる物を置かないような部屋設計をすることが良いです。 例えば、自宅を設計する段階でタンスや棚などを事前に部屋の一部として組み込むなどの方法です。この方法を用いれば、転倒してくる家具が減らせるため、震災時の危険度を大幅に減らすことができます。 新築の時だけではなく、リフォームの時にもこのような設計は可能なことが多いです。検討してみる価値はあるでしょう。 まとめ 震災は急に起こり、多くの被害をもたらします。しかし、その震災に負けないようにするためにも、今回紹介したような護身術を試してください。 これらの方法を用いれば、震災が起こっても生存率は上がりますし、怪我もしにくくなります。 震災以外にも、虫や動物から身を守る方法も解説しています。

海外に行く前に自分のことを良く知ろう

自分の弱みは何かを考えてみる 海外に行く前に行っておくべきなのは、旅行の準備だけではありません。自分の身を守るための準備もする必要があるでしょう。特に、自分の弱みを知ることは、身を守る上でかなり有益な情報になります。 例えば、自分は咄嗟の事態が起こった時にパニックに陥りやすい場合、メンタル面の弱さが考えられます。そうなると、海外で襲われた時に、同じようにパニックを起こす可能性があります。 この弱みが見つかれば、身を守る上で取るべき行動も変わります。弱みをカバーするような方法で、身を守れるようになるからです。 自分の強みを知り、どのような行動が取れるかを知る 自分の弱みを知ることができれば、次に自分の強みも知るようにしましょう。人は苦手なものがあれば、これだけは人より秀でているという強みが一つはあるからです。 足が速いという強みがあれば、護身術を身につける上で逃げることをメインにした方法を体得できます。逆に筋力が強い場合、多少の肉弾戦を行うような襲われた時の対処も視野に入れられます。 このようなことからも、弱みだけでなく強みを知って、自分の身の守り方を作るようにしましょう。 行く国の治安や起こりやすいトラブルの情報把握を 意外と危険な国は多い 世界各国では、自分の知らないところで戦争や内戦が起こっています。また、社会情勢の変化によって治安が悪くなっていることもあります。ですので、自分が知らないだけで実は危険だったという国は多いです。 それに、国によっては以前は治安が良いと認識されていたが、現在は治安が悪いというケースも少なくありません。このようなことが起こりますので、リアルタイムな治安の情報を得ておくことが必要になります。 このような治安の情報は、一般的なニュースで仕入れられるだけではなく、外務省のホームページなどでも手に入れることが可能です。海外旅行を考えているのであれば、まずはそれらの情報を基に、行き先の治安レベルを必ず確認しておいてください。 具体的なトラブルの例を参考に対策を 治安の悪い国では、様々なトラブルが起こる可能性があります。 道を歩いていると襲われるなど命の危険性があるものから、カバンをひったくられるなどの盗難、金銭や貴重品を騙し取られるなどの詐欺など非常に多様です。 これらのトラブルから身を守る上では、具体的にどのようなトラブルの例があるのかを知っておくと良いです。そうすれば、セオリーとしてどういった対応をすれば良いのかがわかります。適切な対応さえしてれば、トラブルに巻き込まれるのを避けたり、うまく逃れられることが可能です。 インターネットや本などから、起こりやすいトラブルの知識を得るようにしておきましょう。 ひったくりに遭った場合はこう対処しよう 危険を感じれば無理な抵抗はしないように 治安の悪い国や地域に旅行へ行けば、時としてひったくりの被害に遭ってしまうことがあります。日本でのひったくりはバイクで行うものが有名です。しかし、海外のひったくりはバイクでスピーディーに行われるものもあれば、力技で強引にバッグを奪っていくケースなどがあります。 このような被害に遭ってしまった時は、バッグを奪われないようにすることが大切です。しかし、対策をしていても、力づくでひったくっていくことがあります。そのようなケースで危険を感じた時は、無理な抵抗をしないようにすることも大切です。 無理に抵抗をすれば、大怪我をしてしまうリスクがあります。貴重品よりも命の方が大切ですので、盗まれない抵抗をしつつも、自分の身を優先する判断をしましょう。 突然暴漢に襲われた時の対処法はこちらをご参照下さい。 ひったくりに遭った事実をその国の警察や大使館に届ける ひったくりに遭って貴重品を盗まれてしまった時は、警察に届け出るようにしましょう。海外で治安の悪い国の場合は、ひったくられた物が自分の手元に帰る確率は低いです。しかし、届け出ておくことで戻って来る可能性を高められます。 また、パスポートなどの貴重品をひったくられた時は、日本大使館に連絡してください。この連絡ができていなければ、パスポートを完全に紛失した状態になります。そのため、日本に帰ることができなくなるのです。 ひったくりに遭った時は、身を守るだけでなく、法的にも自分を守る行為をしてください。

ニセの警官や役人などに騙されないようにするために

海外で声をかける警察官等の役人はまず疑ってかかる 日本でも道を歩いていると、職務質問として警察官など公的機関の役人に話しかけられることがあります。これは海外に行っても起こり得ることです。しかし、その役人は偽物かもしれません。 偽物の役人は、職務質問をするフリをして、強盗や誘拐などをする可能性があります。ですので、その指示に従ってはいけません。まずは、声をかけてきた警察官等を「本当に警察官か?役人か?」と疑ってかかりましょう。 たとえそれが本物の警察官であったとしても、疑ってかかるのは身を守るためですので、恥ずかしくはない行為です。 偽物と本物の見分け方について 声をかけてくる役人を、偽物と本物のどちらか判別する場合、その見分け方を知っておかなければなりません。 では、偽物と本物はどうやって見分ければ良いのでしょうか。そのための幾つかの方法は以下の通りです。 身分証明書を提示させる。(本物であれば警察手帳などの証明書をすぐに提示できます。) 現在地の近くにある交番へ同行する。(偽物ならば交番へは行こうとしません。) *日本大使館に相談の連絡を入れる。(本物の役人かどうかの判別や対処法など適切なアドバイスをくれます。) これらの方法などが、判別をする手段の一例になります。警察などの役人だと言われると怯んでしまうかもしれません。しかし、*自分を守るために、勇気を出して上記の対応を行いましょう。 街などで強引に誰かに誘われてしまった時の対処法 キッパリとついていかない意志を示す 海外は日本と違ってナンパやその他の誘いなどが強引なケースがあります。海外の場合、その誘いがエスカレートすることもあるため、適切な対処をしておかなければ大変なことになります。 この強引な誘いを受けてしまった時の対処法のひとつとして、キッパリと「ついていかない」ということの意志を示すことが挙げられます。 人目につく場所での強引な誘いであれば、ついていくのは嫌だという意志を示せば、相手がそれ以上強引に誘ってくる可能性はグンと減ります。 現地の人に助けを求める 強引に誘われるのを上手く拒否できないのは、海外という環境が自分にとってアウェイである点もあります。ですので、その環境をアウェイからホームに近づける方法として、現地の人に助けを求めることが良いでしょう。 現地の人であれば、誘ってきた人間とのコミュニケーションも上手く取れます。それに現地の人間をさらに応援として呼んでくれる可能性もあります。このようなことから、現地の人に助けを求めることで、誘いを回避できるのです。 無理に誘われた時は、勇気は必要かもしれませんが、一声、現地の人に「HELP」を出してください。 海外で自分の身を守る上で注意すべきこと 基本的に誰も信用しないようにする 海外へ渡航して、そこで一定期間を過ごすならば、基本的に誰も信用しないようにすることは大切です。治安の良い国であればまだしも、治安が悪い国だと、心を許したとたんにトラブルに巻き込まれることがあります。 誰も信用しないというのは、少し精神的に辛い部分がありますよね。しかし、自分の身を危険から守る上では、そのような心がけや意識の持ち方は必須です。 たとえ優しそうな行為をしてくれた人も、実は下心があってその行為をしたのかもしれません。そのようにドライに考えながら、適度な距離を取っておくと、結果的に自分の身を守ることに繋がるでしょう。 飲み物に要注意を 渡航した目的が旅行ならば、夜の繁華街などへ遊びに出かけることもあるでしょう。遊びに出かけるのは悪いことではありませんが、そこには危険が多く潜んでいることがあります。特に気をつけなければならないのが、飲み物です。 バーなどの色々な人が集まる場所には、悪意を持って自分に接する人がいます。そのような人から貰う飲み物には、もしかすると睡眠薬やその他の薬物が入っている可能性があります。これを飲んでしまうと、様々なトラブルに巻き込まれることになるのです。 そうならないためにも、人からもらう飲み物には気を付けましょう。また、飲んでいた物に薬を入れられるケースもあります。その点にも注意が必要です。  

襲われるような危険な場所を避けることが大前提

暗い夜道はできるだけ歩かないようにする 襲われることを防ぐ方法として、一番効力の高いものがあります。それは、そもそも危険な場所に近づかないことです。当たり前の話ですが、これは身を護る上で大前提であると言えるでしょう。 では、避けておくべき危険な場所の一つとして、暗い夜道などが挙げられます。周囲に明かりが無ければ、危険な人が潜んでいる可能性が否めません。それに、襲われたとしても助けを呼ぶことも難しくなります。 自宅の立地などの事情で、暗い場所を通らなければならない場合もあると思います。そのような時は、自ら目立つ明かりを持つなどして、人為的に明るい環境を作り出しましょう。 治安が悪いと言われている場所には近づかない たとえ狭い地域であったとしても、治安が悪い場所があることも多いです。そのような場所にも近づくのは避けるようにしてください。 治安の悪い地域は、人づてに聞こえてくることもありますし、事件が起るなどしてローカルニュースなどで情報を得ることもあります。そのような情報を頼りに、必要が無ければ近づかない意識が大切です。 また、深夜の繁華街などは、お酒に酔ってしまった人が絡んでくる形で襲われるケースもあります。少しでも危険な香りがする場所であれば距離を取ること、それが結果として自分の身を護ることに繋がります。 襲われた時は声を出して犯人を追い払おう 声を出すことは威嚇行為になる 動物が危険な目に晒された時に、まず取る行動は「吠える」ことです。これは人間にも当てはめることができます。なぜならば、動物が吠えるのと同じように、大声を出すことによって襲ってきた相手を威嚇することができるからです。 危険を感じた時に出す声は、とにかく大きいものであれば何でも良いです。その声の大きさによって犯人を威嚇できれば、驚いて退散してくれる可能性があります。 また、直接的な攻撃よりも、声という音での攻撃の方が自分も相手もダメージを食らうことがありません。 そのような点でも、声を出すことは効率的な護身術になります。 護身術は、気持ちや心構えもとても大切です。 →護身術の心構え:まずは心を整える 助けを呼ぶことにも繋がる 大声を出すことは、相手を驚かせたり威嚇したりといった効果だけではありません。声を出すことで周囲の人に危険を知らせることができます。そして、助けを呼ぶことにも繋がるのです。 犯人は人が来ることを恐れる傾向があります。これは犯罪をしたという証拠が残ることを嫌がったり、助けが来ると自分が負けてしまうことを想定したりするからです。このような点から、大声を出して誰でも良いので人を集めるようなアピール行為をしてください。 たとえ人気のない状況でも、声を出す行為によって助けが来る可能性を上げられます。その可能性を犯人は恐れますので、大声を出すことはとても大切です。 攻撃をするならココを狙うべき!大ダメージを与えられる体の部位 みぞおち(鳩尾) 「みぞおち」は胸の下と体の中心軸が交わる場所の辺りにある窪みが、みぞおちになります。この部位を打撃することによって、相手を一撃で倒せることがあります。 みぞおちが大ダメージを与えられるのは、そこに交感神経が密集しているからです。そのため、神経系に直接攻撃できます。また、その衝撃によって呼吸に使われている横隔膜を一時的に止めることもあります。 この部位への攻撃は、格闘技でも重要視されています。ぜひ覚えておきましょう。 こめかみ もう一つご紹介する、大ダメージを与えられる体の部位は「こめかみ」です。こめかみは顔の左右、目と耳の中間地点にある急所です。左右の顔に手を当てて、物を噛む動作をしてください。その際に動く部位がこめかみになります。 こめかみを攻撃する際は、両手の拳でこめかみを勢い良く挟むように意識してください。そうすることで、効率良くダメージを与えることができます。 この部位は、脳に刺激を与える上で効果的なポイントです。そのため、こめかみを攻撃することで相手に脳震盪を起こせる可能性があります。 まとめ 自分の身を護るためには、まず危険な場所に近づくのをやめましょう。しかし、気をつけていても襲われた場合は、まず大声を出し、次の選択肢として自己防衛の攻撃をしてください。 このような点を知識として得ておくだけでも、万が一の時に役に立ちます。ぜひ参考にしてみてください。 ちなみに、突然襲われるのは、何も人間からだけではありません。

日常生活における護身術の心構え

リスクを考えて行動する 護身術の大前提として、危険が起こるようなことを回避しておくことが大切です。これは、常日頃からリスクを考えて行動をすることが重要になってきます。つまり、自分自身にリスクマネジメントを行うこととも言えます。 リスクを考えることを具体的に言えば、危険なことが起こりそうな場所には行かないとか、自分が行おうとしていることにはどのようなリスクがあるのかなどです。また、危険なことが起こればどのような行動を取るべきなのかなど、十分にシミュレーションをしておくことも良いです。 瞬時の動作ができるように体を鍛えておく 護身術は危険回避のための体系的手法です。それを行うためには、護身術を頭で理解するだけではなく、それを実行できるだけの肉体になっておくことも大切です。 もしも急に何者かに襲われた場合、理論的に護身術を知っていても体がついていかないことも起こります。そのような危険がないようにするためにも、瞬時の動作ができるように体を鍛えておきましょう。 護身術は、最終的に危険から逃げることを目的としています。ですので、日頃の鍛錬の一つとして、ランニングなど足腰を鍛えることもお勧めです。 襲われてしまった時の心構えについて 戦うのではなく逃げることを第一に考える 時として、急に襲われることが起こり得る可能性は十分にあります。そのような状況になった場合、一定の心構えをしておかなければ、適切に自分の身を守ることはできません。その時の心構えの一つとして、戦うのではなく逃げることを第一に考えて行動することが挙げられます。 護身術は、自分の身を守る手段です。その手段の中では、戦うよりも逃げることの方がかなり安全性が高いです。また、護身術で使う攻撃も、基本的には逃げられる隙を作れるような方法です。そのため、襲われた場合は好戦的にはならず、恥とは思わずに逃げることを心得ておいてください。 無理に戦いを挑むと、自分が傷つくリスクはもちろん、相手を傷つけるリスクも出てきます。 人の力を借りられる行動を取るようにしよう 先述したように、護身術は自分の身を守ることを最優先に考える技法です。 もしも、襲われてしまった場合は、自分だけの力で解決をしようとせず、人の力を借りられるようにしましょう。 人通りの少ない場所でも、大声で叫ぶと誰かが気付いてくれるかもしれません。誰かが気付いてくれれば、警察を呼んでくれるなど、第三者が危険な状況への対処をしてくれる可能性が高くなります。また、このような人の力が借りられるようにする手段として、防犯ブザーなどを日頃から携帯しておくことも良い心構えです。 襲われたならば、自分だけでその状況を回避しようとするのは危険です。できる限り、多くの人に危険な状況を気付いてもらうようにしてください。 このように、まずは護身術の基礎を知っておくことが大切です。こちらの記事もぜひお読み下さいね。 護身術について知ろう!基礎知識編 精神を訓練する方法をご紹介 呼吸法によって精神を落ち着ける 襲われるような危険をした時には、パニックになってしまいます。そうなると、せっかく覚えた護身術も十分に使えません。ですので、精神の訓練は行っておくべきです。 精神を訓練する上では、リラックスし、どのような場合でも落ち着いた心を維持できるようになると良いです。そしてそうなる一つの方法として、呼吸法があります。 呼吸法には多くの流派や方法がありますが、腹式呼吸を意識してゆっくりと吸って吐くことが基本です。特に吐く息をよりゆっくりとすることで、副交感神経の働きを高めて精神の落ち着きを高めます。 座禅を行うのも良い 精神の訓練の代名詞のような方法であるのが、座禅です。座禅は心を無にして、何も考えないようにする心の訓練法になります。 座禅は禅寺などで行うと、本格的に訓練することができます。しかし、禅寺に行くことができないとか、そこまでの余裕が無い場合は、自宅でも行うことが可能です。できるだけ静かな環境を用意し、結跏趺坐と呼ばれる胡座をかくような足の組み方をして座ります。そして数十分から1時間程、何も思考をせずに座るだけです。 ただこれを行うだけで精神を訓練することが可能なので、とてもおすすめの方法です。 まとめ 護身術は技術や知識だけではなく、そもそもの心構えがとても大切であることがわかりました。そのため、まず自分の心、内面から整えるようにしましょう。そうすれば、急に襲われた時にも、身を守る上で適切な判断を下すことができます。

護身術とは何か?

自分を守るための技術 護身術は、書いて字の通り、自分の身を守るための技術の総称になります。そのため、体の使い方によって身を守る方法から、道具を使う方法まで、幅広いものが護身術として扱われます。 私たちは、時として危険に晒されることがあります。それは、暴漢などの人間から危害を加えられるだけではなく、動物や虫からの攻撃、そして自然災害の脅威など、危険の数は非常に多いです。広義の護身術が対象としているのは、暴漢だけではなく、これらその他の危険も含まれます。 ただ、一般的には護身術というと、暴漢などの危険人物から自分を守る技術を指すことが多いです。 護身術は格闘技ではないことに注意 護身術というと、パワーで相手を制圧することをイメージされるかもしれません。そのため、格闘技と護身術を混同されている方も多いでしょう。しかし、護身術は格闘技ではなく、あくまでも自分を守る技術であることに注意してください。 格闘技であれば、相手を倒すところまでを一つの技術としています。しかし、護身術の場合は最低限の攻撃をすることで、身の安全を確保する技術を体系化しています。そう、護身術は暴漢などの撃退を目的としているわけではないのです。 護身術は攻撃をすることもあり、格闘技と似ている部分もあります。ですが、実際のところは別物であると認識しておいてください。 護身術が発展してきた歴史について 武道から生まれ、発展してきた護身術 護身術は、歴史的に武道から派生したと言えます。武道は武器や肉体を有効に使い、相手を打ち負かす技術です。それゆえに、武道のエッセンスの中には、自分の身を守るものがありました。それを抽出して行うようになったのが護身術です。 古武道とも呼ばれる日本の武術は、その発端が室町時代にあると言われています。そのため、護身術の元祖をたどっていくと、室町時代にまで遡ることができるのです。 この古武道が徐々に発展していき、室町時代には柔術などの護身術の基本となる体系の武術を生み出します。 明治維新以降に馴染みのある護身術が体系化する 明治維新によって西洋の文化が入ってくるに連れて、武道の面でも西洋の風が取り入れられるようになります。 それに、過去から伝えられていた武術ではなく、新しい武術が発展していくキッカケにもなりました。 その後、明治時代には柔道、昭和には合気道など、今の護身術の代名詞とも言えるようなものが体系化されます。そして、これらの武術が競技として発展するとともに、護身術としても発展するようになりました。 このように、護身術の発端はかなり昔にあり、それを受け継いで生まれてきた歴史があるのです。 現代の護身術について 様々な道具や器具を使った護身術へ進化 最近の護身術は非常に進化しています。なぜならば、単純に自分の肉体だけを使うのではなく、様々な道具や器具を用いるようになっているからです。 代表的な例は、刺股(さすまた)を使ったり、催涙スプレーを使ったりする護身術です。自分の体一つで暴漢を回避するだけが護身術ではなく、これらのアイテムを有効に使う技術も護身術になります。 このような点から、過去の歴史から見て、現代の護身術は単に自分の身一つで暴漢を対処するだけではなく、便利なアイテムを使って危険から身を遠ざけるように合理的に進化しました。 持っておくと安心な現代のさまざまなグッズについては、こちらをご参照ください。 →持っておくと安心な護身用品 海外の護身術の技法も取り入れられている 現代は様々な情報が国内だけではなく、国外からも流入してきます。それは護身術においても同じです。そのため、現代の護身術は国内の技術以外にも、海外系の武術のメソッドを用いた護身術も取り入れられています。 海外のもので代表的なものというと、クラヴ・マガといったイスラエルで生まれた技法や、女性護身術のような相手の心理面を読むことにも重点を置いた技法などです。これらの護身術はまだ日本では十分な普及はされていませんが、これから広がりを見せる可能性を秘めています。 以上のように、日本国内の古典的な護身術だけではなく、様々な器具や海外の情報、護身術技法などが多く流入してきているのが現代の護身術でしょう。そしてこれらがミックスされることもあるのも特徴です。 まとめ 護身術は、とても歴史が深いとともに、今現在でも発展と進化をしている技術です。今回紹介した基礎知識を踏まえた上で、実際に護身術に取り組んでみてください。そうすることで、より護身術が身近になり、自分にその技術や知識が入ってくるのを容易にしてくれるでしょう。